自分のうちに動物がいたら楽しいだろうなぁと思っても、いざ飼うとなったらどの子にすればいいか、迷いますよね。
アンケート調査では犬派がちょっと優勢でしたが、同時に、実際飼っているのは「猫」のほうが多いこともわかりました。近年のペットブームや晩婚化など、ライフスタイルの変化が関係していると思われます。最近は、元保護猫を入居者みんなでお世話するシェアハウス、ペットショップや保護された猫の里親を探している施設などはトライアル期間もありますから、自分は本当に動物が飼えるか見極めることができます。動物と触れ合うカフェ、SNSで人気のエッセイマンガなども本屋の店頭で見ることも多くなってきました。
犬は群れを作って生きる動物ですから、長時間、独りでいることが苦手で寂しがりやの子も多いです。人間の子供と一緒です。一方、猫は、自分のやりたいように生きる動物です。そういえば、在宅ワークで飼い主さんのテレビ会議に急に参加したりする動画も見ますよね。「ネコハラ」という言葉もできました。猫とは、そういうことも許される。人間がいれば、自分がかまって欲しい時は寄ってくる、気分屋です。独りでも、いつまでも平気です。しかも狭い空間も苦にならない性格ですが、一日、いい子でお留守番をした猫には、自分が家に帰ってきたら、その分ご褒美で甘えさせてあげるのも大事です。猫を飼って、猫に触ることによって幸せホルモンと言われるセロトニンが増えて、猫を飼ってない人より健康だという調査結果もあります。
犬は家族など大人数で一緒に育てることで、運動や散歩のパートナーになってくれたり、子供の教育にもよい環境です。また、散歩することで、犬を介して仲間も出来たり、近所付き合いも増えます。一方、猫は一人暮らしでも、無理なく、飼い主のあなたに合わせて、隣にいて癒しをくれます。
犬も猫も、今はペットとしてではなく、一家族として家に迎え入れる人も多く、家族旅行に行く時は、一匹でお留守番ではなく一緒に行くのが当たり前。ペット可の宿泊施設も増えてきました。自分の子供のように可愛がる一方、悲しいことですが動物虐待などのニュースも減りません。人間も動物も幸せに暮らせることを願っています。